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強い日差しの下 静かな墓参 震災から10度目の盆

強烈な日差しの下、手を合わせる家族連れ=13日午前8時40分ごろ、名取市閖上

 東日本大震災から10度目となる盆の入りの13日、宮城県内の寺院には家族連れなどが墓参りに訪れ、照り付ける日差しの下で手を合わせた。新型コロナウイルスの影響で帰省しない人も多く、例年より静かな盆となった。
 名取市閖上地区に隣り合って並ぶ東禅寺と観音寺の墓地には、朝から花や線香を手向ける姿が見られた。同市の団体職員橋浦正幸さん(59)は「東京と茨城県に住む子ども3人が帰省できなかった。今年は墓参に来る人も少ない気がする」と話す。
 7月上旬に初孫が生まれ、10月末には長女が出産を予定する。妻優子さん(59)は墓前で、震災の津波で亡くなった父隆さん=当時(78)=に「家族が増えているので、これからも見守ってほしい」と語り掛けた。
 仙台管区気象台によると、13日の県内は高気圧に覆われ晴れや曇りとなった。最高気温は丸森34.9度、仙台33.8度、名取32.4度。33.2度まで上がった石巻など3地点で今年の最高気温を記録した。14日は午前が曇りと晴れの予報で、午後は雨が降る地域もある見込み。


2020年08月14日金曜日


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