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クライミング大会の成功、盛岡から発信 コロナ対策入念に

無観客で行われたスポーツクライミング・リードジャパンカップ。達増知事(右端)も応援に駆け付けた=11日、盛岡市の岩手県営スポーツクライミング競技場
報道陣を前に試合内容について話す伊藤選手(左)=10日、盛岡市の岩手県営スポーツクライミング競技場

 新型コロナウイルスの感染拡大後、東北初のスポーツの全国大会「スポーツクライミング・リードジャパンカップ」が9〜11日、盛岡市であった。無観客と入念な健康チェックで実現した貴重な大会。地元関係者は「『こうすればできる』というのを盛岡から発信できた」と胸を張った。
 「地元で決勝に進めたのはうれしい」。東京五輪出場を目指す岩手・盛岡中央高3年の伊藤ふたば選手は笑顔で大会を振り返った。7位だった成績よりも、久々の大会を素直に喜んだ。
 3月に埼玉県で予定されていた大会はコロナで延期となり、日本山岳・スポーツクライミング協会が5月、岩手県協会に開催を打診した。関係者の熱意を県などが後押しし、6月中旬には開催の方針が固まった。
 県協会の吉田春彦会長(61)は「選手のモチベーションが下がる中、大会をやってあげたかった。やらない理由でなく、やれる方向性を探った」と言う。無観客とし、選手らには2週間の健康チェックや当日の検温などの対策を行った。
 大会は大雨や猛暑に見舞われながらも、男女ともベテランと若手が競い合う展開。平山ユージ大会副会長は閉会のあいさつで「盛岡が成功例を示しくれた」と感謝した。
 アマチュアスポーツの多くはまだ全国大会を開けずにいる。陸上は23日に東京の国立競技場でトップ選手を集めた大会を開くが、一部選手は感染を心配して参加を見送った。各競技団体には感染対策に力を入れつつ、実績と信頼を積み重ねていく姿勢が求められる。
 会場には達増拓也岩手県知事の姿もあった。県は今大会を貴重な経験と受け止め、今後の大会誘致の可能性を見据える。
 伊藤選手を応援した達増知事は「感染リスクの低い岩手は良い環境。対策を念入りにやれば、感染は抑えられる」と強調。「全国大会の効果は経済だけでなはい。経験をすることで、より確かな対応ができるようになる。どんどん誘致したい」と売り込んだ。


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2020年08月14日金曜日


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