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宮城初の快挙 新碁聖・一力八段を地元ファン祝福

拍手して碁聖誕生を祝福する囲碁ファン=14日午後6時45分ごろ、仙台本町囲碁倶楽部

 一力遼八段(23)が初の七大タイトルを獲得した14日、地元仙台市の囲碁愛好家たちは県内初の快挙に喜びの声を上げ、碁聖誕生を祝福した。
 一力新碁聖が子どもの頃に通っていた青葉区の碁会所「仙台本町囲碁倶楽部」には大勢の愛好家が詰め掛け、息詰まる熱戦を見守った。
 「よかった」「ほっとした」。午後6時45分ごろ、一力新碁聖の勝利が決まると、会場は大きな拍手に包まれた。
 対局を再現しながら観戦していた県囲碁連盟事務局長の門田正則さん(64)は「3連勝はすごい。3局目は終始優勢な戦いだった」と感嘆の声を上げた。
 幼稚園時代に指導した囲碁講師の菊川悟さんは「考えながら碁を打つ、幼稚園児らしくない子だった」と振り返る。初のタイトル奪取に「ずっと待っていた。どんどん取ってほしい」とエールを送った。
 一力新碁聖が出場した大会で審判を務めた同市青葉区の志和新平さん(71)は「負けるとよく泣いていた。対局しておけばよかったかな」と笑った。
 一力新碁聖は2014年、「松島一の坊」(松島町)で碁聖戦の大盤解説をした。一の坊代表取締役会長の高橋征太郎さん(81)は「当時、『畏れ多い』と言いながら解説した碁聖戦のタイトルをついに取った。仙台だけでなく日本の宝だ」とたたえた。
 県囲碁連盟の入江茂子さん(80)は、ニュース速報で勝利を知った。「小さいころから難しい詰め碁の本を読んでいた。『おめでとう』と伝えたい。本当にうれしい」と喜んだ。


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2020年08月15日土曜日


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