
宮城革新懇、不戦願い仙台で集会
市民団体などでつくる「平和・民主・革新の日本をめざす宮城の会」(宮城革新懇)は15日、「8.15再び戦争を繰り返させないつどい」を仙台市青葉区のエル・パーク仙台で開いた。
集会には市民ら約100人が参加。宮城革新懇の常任世話人で元県議の遠藤いく子さんが「『不戦の誓い』たくさんの足音とともに」と題して講演した。
終戦から3年後の1948年に生まれた遠藤さんは、東京大空襲を経験した母親から戦争の惨状を聞いて育った。多くの亡きがらが転がる中、布団をかぶり逃げたという母親の話に「疑似体験をしたようで、怖い思いをした」と語った。
また、「国の財政は武器ではなく人に使うべきだ」と指摘し「人として尊重される社会こそ、平和を支える力になる」と主張した。
集会終了後、参加者らは反戦を訴え、市中心部を行進した。
2020年08月16日日曜日