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水難防止願い焼香 山形・大江町で最上川供養

水難者の冥福を祈り、手を合わせる三嶋さん(右)ら

 7月末に山形県を襲った豪雨で被害の大きかった大江町で15日、最上川の水難者の冥福を祈る恒例の供養が営まれた。参列者は焼香して手を合わせ、今回の水害で県内に死者が出なかったことに感謝するとともに、水難防止を願った。
 今年は新型コロナウイルスの影響で、100年近い歴史があり最上川で8月中旬に実施されてきた水難者を悼む灯籠流しや花火大会は中止となった。供養は夏祭りの大会実行委員会の主催で、大江町左沢の最上川沿い2カ所で行われ、松田清隆町長や町民ら約30人が参列した。
 50年ほど前、水難事故で小学生の次男を亡くし、夫の啓さん(86)と共に慰霊の地蔵などを建てた三嶋豊子さん(87)は「今回の大雨で犠牲者がなかったのは、毎年の川供養のご加護もあったのではないか。(コロナ禍で)静かなお盆だが、今年も供養を続けられてよかった」と話す。
 大江町は、最上川に面した左沢の百目木(どめき)地区などで住宅17棟が床上浸水、20棟が床下浸水した。


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2020年08月16日日曜日


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