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青森のタウン誌「あおもり草子」の後継誌準備号を刊行、ねぶたの「原点」届ける

あおもり草子準備号
創刊準備号を発行した佐藤さん

 昨秋に惜しまれつつも、創刊40年で発行を終えた青森のタウン誌「あおもり草子(そうし)」の後継誌が始動した。元編集長の佐藤史隆さん(47)=青森市=が5日、創刊準備号「ねぶた祭り2020 今、思いをつなぐ。」を刊行。青森の文化に光を当て続けたタウン誌は新たな媒体に形を変え、これからも「誌齢」を重ねる。
 準備号のテーマは「今、原点を見つめる」。青森ねぶた祭の中止を受け、改めてねぶたの歴史を紹介するとともに、インタビューや対談を通じて現役のねぶた師の思いを描いた。
 佐藤さんはあおもり草子発行元の会社が事業停止後、昨年末に企画・出版業「ものの芽舎」を設立。5月の後継誌創刊を目指したが、新型コロナウイルスの影響でずれ込んだ。
 あおもり草子創刊時から毎年続く「ねぶた特集号」の発行は成し遂げたい−。制作費を募ったクラウドファンディングは2日ほどで目標の50万円を達成した。
 「今年も出してほしい」「子どもが毎年、ボロボロになるまで読んでいる」。温かいメッセージとともに、約3週間で110万円以上の寄付が寄せられた。妻あい佳さん(38)らの協力を得て、刊行にこぎ着けた。
 佐藤さんは「不安な気持ちもあったが、前に向かう力をもらえた」と振り返り「地域の歴史や文化を記録するという軸足を持ち、皆でつくる雑誌にしたい」と話す。創刊号は今秋に刊行の見通しだ。
 準備号はA4判48ページ、3000部を発行。660円。県内の書店で販売するほか、アマゾンにも出品を予定する。


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2020年08月17日月曜日


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