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コロナ下でも浅草まつり 仙台三越で半年ぶり物産展 出店者、PCR検査に協力

フェースガードを着け、シート越しに接客する物産展の出店者=仙台市青葉区の仙台三越本館

 仙台市青葉区の仙台三越本館7階で、集客力の大きい物産展としては半年ぶりとなる「大江戸・浅草まつり」が開催されている。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、出店者にPCR検査への協力を求め、電話注文の導入といった対策を講じ、新しい催事の在り方を模索する。

 浅草まつりは52回を数え、最も長く続く物産展だ。例年は「人気店をぎゅうぎゅうに集め、朝から客が行列をつくった」(担当者)が、今年は風景が一変。出店を前年比約7割の39店に絞り、目玉のイートインや試食をやめ、通路幅を約2.5メートルに広げた。
 全販売員がマスクを着用し、長時間接客する工芸店の店員はフェースガードを併用する。出店者約50人は東京でPCR検査を受け、陰性証明を仙台三越側に提出した。開催2週間前から毎日、体温を測って体調管理を徹底する。
 出店者が所属する浅草専門店会の京須正則事務局長(63)は「歴史ある物産展は常連のお客さまも多く、途切れさせたくなかった。浅草の活気を感じながら安心して楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
 仙台三越によると、13日に始まった物産展の売り上げは前年の6割程度。収益確保策として会期を従来の7日間から10日間に延ばし、会員向けに宅配の電話注文も受け付けを始めた。感染拡大による催事中止も想定して事前の宣伝を自粛したため、結果的に広告費が抑えられたという。
 浅草まつりは23日まで(18日は休業)。9、10月に北海道、九州・沖縄、京都の物産展開催を控える。催事担当の鵜沼伸一さん(53)は「他県への旅行を自粛する傾向があり、物産展の需要はある。今後も出店側の地域の感染状況に応じて対策レベルを考えたい」と話した。


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2020年08月18日火曜日


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