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宮城県が開発したセリが品種登録 生産性向上や収量増加に期待

太い茎と根が特徴のセリ「Re14−4」(宮城県提供)

 宮城県は18日、独自開発したセリの新品種「Re14−4」が品種登録されたと発表した。生産性向上や収量増加が見込まれることから、農家の高齢化に対応し、収益の底上げにつながると期待される。産地名を付けた愛称で、来年冬に市場デビューする。

 新品種は茎と根が太い一方、食感が柔らかく苦みが少ないのが特徴。茎の分岐が少なく、収穫と出荷の手間が省けるため、歩留まり率は64%と県内で主力の「島根みどり」より約2割高い。1アール当たりの平均収量も418キログラムで130キログラム上回る。
 農林水産省によると、2018年度の県内のセリ生産量は面積約29ヘクタール、出荷量415トンと全国トップで、生産量の約4割を占める。雑煮や鍋の具材として人気が高まる一方、生産者の高齢化や農地周辺の宅地化を背景に、栽培面積が減少傾向にあるという。
 開発した県農業・園芸総合研究所(名取市)野菜部の担当者は「従来の栽培手法のまま品質や収穫量が向上でき、農家の所得にもつながるはずだ」と話す。
 県は31日まで生産希望者を募り、10月に種苗を有償配布する。連絡先は県園芸振興室022(211)2843。


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2020年08月18日火曜日


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