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気仙沼の大型サンマ船が一斉出港 岸壁で「出船送り」

市民の見送りを受けて出港するサンマ船

 宮城県気仙沼市の気仙沼港を基地とする大型サンマ船が17日、一斉に出港した。北海道花咲港や釧路港で20日の漁解禁に備える。
 同市魚浜町の岸壁では「出船送り」があり、家族らが福来旗(ふらいき)と呼ばれる小旗を振って見送る中、9隻が次々と出港した。夕方までにもう1隻が港を出た。
 昨年のサンマは不漁で、気仙沼市魚市場への水揚げは前年比68.9%減の5380トンだった。水産庁の調査では、今漁期(8〜12月)の来遊量は昨年をさらに下回ると予想されている。
 第8千代丸(199トン)の浅野正二漁労長(58)は「予報が外れることを期待して行くしかない」と話した。北海道東沖の公海で操業を始め徐々に南下、気仙沼漁港には9月下旬までに水揚げしたいという。
 市内の女性グループ「気仙沼つばき会」が例年、岸壁で行ってきたセレモニーは新型コロナウイルス感染防止のため中止され、福来旗と太鼓演奏だけの見送りとなった。斉藤和枝会長(58)は「漁師さんに何かあったら申し訳ないと規模を縮小したが、心を込めた見送りができた」と語った。


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2020年08月18日火曜日


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