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<いぎなり仙台>体験すっぺ! 茶道(仙台・茶道具「青峰堂」) ほのかな甘み染みる

佐藤さん(奥)に作法を教わり、お茶をたてる記者=仙台市太白区の茶道具「青峰堂」

 茶道には苦い思い出がある。高校2年の体験授業。友人とはしゃぎすぎて茶室から追い出された。当然、お茶にはありつけずじまい。以来、茶道と聞くと、怒り心頭でゆがんだ先生の顔が思い浮かんでしまう。
 今度こそ、行儀よく−。そう決意し、向かった先は仙台市太白区の茶道具「青峰堂」。緊張する記者を店主の佐藤広覚さん(38)が笑顔で迎えてくれた。
 「家でもできる簡単な方法を教えますからね」と佐藤さん。案内された茶室には夏らしい船の絵の茶わんと電気ポットがあった。早速、佐藤さんの手ほどきで抹茶を網でこし、茶せんを上品に、しかし機敏に動かして、お茶をたててみた。
 正座は崩すまいと粘ったが、15分で足がしびれ、感覚がなくなった。全く情けない。もぞもぞしていると「足、崩して大丈夫ですからね」と佐藤さんが救いの手を差し伸べてくれた。
 「お話も楽しみましょう」と言われ、茶道は私語厳禁でないと知った。ようやく肩の力が抜け、辺りを見回す余裕ができた。茶わんに描かれた船はオランダの貿易船で、茶室に生けてある白い花はムクゲだと佐藤さんに教えてもらった。
 初めて自分でたてたお茶は、お手本通りの泡の立ったうぐいす色にはならず、濃い緑色のままだった。悔しい顔をしていると「練習あるのみですよ」と励まされた。学生時代の「失態」は挽回できたかどうか分からないが、抹茶のほのかな甘みが心に染み渡った。
(奥島ひかる)

茶道具「青峰堂」 仙台市太白区鈎取本町1の17の20。猫をモチーフにしたオリジナルの茶道具も扱う。日曜・祝日定休。営業時間は午前10時〜午後6時。「抹茶のたて方 ワンコインレッスン」は1回30分程度。受講料500円。電話かメールで予約する。連絡先は022(245)5387。メールはseihoudou2000@ybb.ne.jp


2020年08月18日火曜日


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