宮城のニュース

旧幼稚園舎に不登校児ケアハウスや図書室整備 宮城・大衡村、来年4月全館オープン

利活用の方向性が固まった旧園舎

 宮城県大衡村は17日の村議会全員協議会で、2012年に閉園した旧大衡幼稚園舎の利活用について、不登校児らが通う心のケアハウスやシルバー人材センター、図書室などが入る多目的施設として整備する方針を示した。10月に心のケアハウスを先行オープンし、来年4月に施設全体を開設する。
 旧園舎は1976年建築、91年増築の鉄骨平屋で施設面積は計1558平方メートル。村の計画によると、財源の一部に国と県の補助を活用して4000万円程度の予算を充て、内装やトイレの改修、空調設備の設置などを今後進める。
 心のケアハウスは学習室や活動ルーム、事務室を備え、担当者が常駐して子どもの対応に当たる。シルバー人材センターは来年4月の設立に合わせ、職員が勤める事務室などを設ける。
 図書室は、万葉研修センターにある蔵書を移設し1万冊規模をそろえて整備。読書スペースを兼ねた学習室に約30席用意し、児童館の補完機能も担う。この他、村民に無料で貸す多目的ホール、交流スペースもある。
 議員からは、心のケアハウス利用者のプライバシーに配慮するよう求める声などが上がった。
 旧園舎の利活用に関しては、村民らの検討委員会が2018年に図書室や音楽練習室、ジムなどの整備を提言。その後、商工会事務所や甘酒工房の設置案も出たが、入居を希望した団体が辞退し白紙になっていた。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2020年08月19日水曜日


先頭に戻る