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コロナ退散、カッパに託す 宮城・色麻 磯良神社にキュウリ奉納

初物のキュウリをお供えする田中さん夫妻
ユニークなカッパの像が参拝者を出迎える
おカッパさまとして親しまれている磯良神社

 木彫りのカッパ像がご神体で「おカッパさま」として親しまれている宮城県色麻町一の関の磯良(いそら)神社では、住民が初物のキュウリを奉納する習慣が今も続いている。
 7月25日には、神社の前総代長田中栄夫さん(81)と登美子さん(80)の夫婦が、育てたキュウリを供えた。おカッパさまにあげないうちはキュウリを食べてはいけない、との言い伝えを代々守っているという。
 7月最終週の土日は例年、磯良神社で地域のまつりが開かれる。みこし行列や出店でにぎわうはずだったが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止になった。
 奉納に際し、栄夫さんは「コロナが終息してほしい。今年は長雨なので稲作も心配だ」と疫病退散と豊作を祈った。登美子さんは「まつりはみこしが3台も出てにぎわう。来年は開催してほしい」と願った。
 神社は、1200年以上前、征夷大将軍坂上田村麻呂の勧請で建てられたと伝わる。田村麻呂が東征の際、東右衛門という男がカッパのような泳ぎで激流の川を泳いで数々の功績を立て、土地と川童(かっぱ)の姓を与えられたとされている。
 町は近年、カッパの町として地域おこしに力を入れる。神社境内にはカッパの石像も置かれ、参拝者を出迎えている。


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2020年08月19日水曜日


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