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バド女子「タカマツ」高橋引退へ 「感謝」「お疲れさま」恩師や仲間からねぎらう声

リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得後、母校を訪れ聖ウルスラ学院英智小中高の児童、生徒に歓迎される高橋(手前)と松友=2016年10月、仙台市若林区

 バドミントン女子ダブルスの2016年リオデジャネイロ五輪金メダリスト、高橋礼華(あやか)(30)=日本ユニシス=が現役引退の意向を固めた。母校の宮城・聖ウルスラ学院英智中高(仙台市若林区)の関係者は、これまでの功績とひたむきな努力をねぎらった。高橋はペアを組む松友美佐紀(28)とともに「タカマツ」ペアの愛称で親しまれている。

 「バドミントン界を引っ張ってくれた功労者。競技の認知度向上にも貢献してくれた」
 17日夜に高橋から電話連絡を受けた同校総監督の田所光男さん(69)=青葉区=はしみじみと語る。主将を務めた高校時代は特に厳しく指導し、日本のトップ選手に育てた。「今は感謝の気持ちでいっぱい。本人はしんみりとしつつも、落ち着いた声で報告してくれた」と言う。
 奈良県橿原市出身の高橋は高校卒業直後の国際大会で優勝を飾るなど、長年にわたってトップ選手であり続けた。東京五輪での2連覇を目指し、激しい五輪切符争いをしている中での引退となった。
 中高のバド部で共に活動した同級生の大槻瑞恵さん(30)=宮城野区=は世界を転戦し続ける姿に「もう頑張らなくていいよ」と感じていた。高橋には18日昼、「お疲れさま」とメッセージを送った。「いろいろ声を掛けたいけど、高橋の苦労を考えれば全て軽く聞こえてしまう気がした。体力的にも精神的にもつらかったと思う」と話す。
 1学年後輩の亀田楓さん(29)=広島市=はお姉さんのような優しさが忘れられないという。「慣れない寮生活を楽しく過ごせた。カラオケに連れて行ってくれたのがいい思い出」と振り返る。
 自身も今年3月で実業団選手を引退した。「体に負担のかかる競技で、周囲には分からないつらさがあったはず。引退してもバドミントン界に携わってくれる気がする」と、偉大な先輩の第二の人生にエールを送った。


2020年08月19日水曜日


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