
福島「檜枝岐歌舞伎」上演 村内宿泊客に入場限定
福島県檜枝岐村で約270年以上引き継がれている郷土芸能「檜枝岐歌舞伎」が18日夜、村にある国重要有形文化財「檜枝岐の舞台」で上演された。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、入場を村内の宿泊客約200人に限定した。
演目は「鎌倉三代記 三浦別れの段」。歌舞伎を受け継いできた村民による「千葉之家花駒座」の役者が切れのある演技を披露すると、観客の拍手が涼しい夕刻の奥会津に響いた。
年4回の公演は新型コロナの影響で4月が無観客、5月は中止となった。観客を迎えた今回は入場を例年の3分の1程度に抑え、手指消毒、マスク着用などを呼び掛けた。
次回9月5日の公演も村内宿泊客に限定し、上演する予定。
2020年08月19日水曜日