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ヤマニシが希望退職63人募集 主力の新造船事業を当面停止、子会社も対象

 会社更生手続き中の東北最大の造船会社「ヤマニシ」(宮城県石巻市)は、子会社を含む従業員63人の希望退職者の募集を始めた。主力の新造船事業を当面停止して事業を縮小させるため、人員削減が必要と判断した。
 募集期間は17〜28日。子会社「ヤマニシテクノサービス」(同)の従業員も対象とする。両社の従業員は計約150人。退職日は9月30日で、退職金に加え特別加算金を支給する。
 ヤマニシは当初、新造船事業の継続と雇用維持のためスポンサー企業の選定を目指した。だが新型コロナウイルス感染拡大で事業環境が悪化し、選定を一時断念。自主再建に方針を変え、船舶修繕と鉄構造物の製造を事業の柱とする更生計画案の策定を進めている。
 管財人の松嶋英機弁護士は「大変申し訳ない。今後更生計画案の認可を受け、業績を改善させて従業員や地域のために全力を尽くしたい」とコメントした。
 ヤマニシは1920年に創業。東日本大震災の津波で被災し、東日本大震災事業者再生支援機構による出資などを受けたが、減価償却費などで約42億円の債務超過に陥った。1月31日に会社更生法の適用を申請し、2月17日に更生手続き開始の決定を受けた。


2020年08月21日金曜日


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