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70代主婦マジシャン、収束まで芸磨く 慰問続け8年「一時休業」

公演の再開を目指し練習に励む尾関さん(左)と石黒さん=7月1日

 仙台市を拠点に活動する古希のアマチュア手品師の2人組がいる。ともに青葉区に住む主婦の尾関きよみさん(70)と石黒俊子さん(71)。市内外の福祉施設への慰問などをボランティアで続けて8年目。新型コロナウイルスの感染が収束し、再び人前に立つ日を心待ちに練習に励んでいる。
 「この中で1番かわいいのはだぁれ」。7月1日に宮城野区中央市民センターであった宮城野マジック同好会の練習。約20人の会員の中に、掛け合いをしたり、ピエロの格好でレコード盤を使った手品の流れを確認したりする尾関さんと石黒さんの姿があった。
 婦人防火クラブなどで面識があった2人は「年を取っても続けられるものをやろう」と約10年前に手品を学び始めた。2013年以降、仙台圏の福祉施設や地域の催しに出向くようになった。
 「なるべくお金をかけずに喜んでもらえるものをやろう」と、市販の専用品に加え、ティッシュペーパーや千円札、組ひもをなどを手品に使う。観客が一緒になって楽しめるよう、簡単な教室も開く。
 尾関さんは「エジン腹キヨミ」、石黒さんは「丸ガリータトシコ」の芸名で活動する。取り組みは評判になり、出演依頼が次第に増え、昨年は月1〜2回、各地で芸を披露した。
 やりがいと手応えを感じていたところ、コロナ禍で1月以降の出番が全て、キャンセルになった。
 それでも、尾関さんは「喜んでもらって、みんなで笑い合えると楽しい。あと10年は続けたい」と意気込む。「傘寿の手品コンビ」を夢見る2人は次なる出演に備えている。


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2020年08月21日金曜日


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