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過剰徴収引き継がず前任者退職 仙台中央卸売市場、後任課長把握遅れる

 仙台市中央卸売市場が19年以上にわたり、工業用水の使用料を過剰徴収していた問題で、今年1月にミスに気付いた当時の担当課長が3月に定年退職する際、後任の課長に引き継いでいなかったことが21日、明らかになった。後任の課長や経済局長はミスの把握が遅れ、7月に事実を公表する直前まで知らなかった。
 市議会経済環境委員会で委員が指摘し、市は前課長の不手際を認めた。市によると、卸売市場管理課の前課長は1月末、部下から過剰徴収の可能性があると報告され、詳しく調査するよう指示したが、自身は上司の経済局長や市場長、後任の課長に報告や引き継ぎを一切せず、定年退職した。
 後任の課長は7月に入り、部下の職員から調査結果を報告され、初めて事態を把握し、市場長や経済局長にも報告した。市は同29日に過剰徴収を公表した。
 委員会では管理体制の不備に批判の声が上がり、遠藤和夫経済局長は「ミスの疑義が発生した段階で情報を課内に留め置き、引き継ぎも行わなかった。二つの節目を通り抜けたことは残念だ。今後は情報共有に努めたい」と釈明した。


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2020年08月22日土曜日


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