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検温より高精度に 仙台の企業、非接触体温計を商品化

距離計測センサーを搭載し、検温の精度を高めた非接触体温計

 医療機器販売のドリーム・トラスト(仙台市)は、検温精度を高めた医療機関向けの非接触体温計を開発した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要増に対応するため、東北大研究者が運営するコンサルティング企業の支援を受け、商品化にこぎ着けた。
 距離センサーを搭載し、対象者の額から3〜5センチの適正距離で、約1秒間で計測できる。結果が見やすい大きめのディスプレーを備え、片手で操作しやすいデザインに仕上げた。価格は税抜きで1台2万円。
 今年2月に着手した製品開発では、川添良幸東北大名誉教授らが経営するコンサルティング会社「名誉教授ドットコム」(仙台市)の協力を得た。専門家から技術的なサポートのほか、世界的な需要増で入手困難だった赤外線センサー部品の調達で支援を受けた。
 7月から宮城県内の開業医向けに販売し、700台以上を納品。近く生産を現状の月産500台から倍増させ、県外の需要にも対応する。価格を抑えた家庭向け製品の開発も進める。
 同社は主に在宅医療向け機器の販売を手掛け、開業医とのネットワークを築いてきた。岩渕清市社長は「開業医が高精度の非接触体温計を入手しにくい状況が続いている。小回りが利く中小企業の特性を生かし、地域医療のニーズに応えたい」と話す。


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2020年08月22日土曜日


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