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「女子大生の日」意義学ぶ オンラインで東北大催し、最初の学生・黒田チカの孫が記念講演

チカについてオンラインで講演する黒田氏

 東北大は21日、同大が日本で初めて女性の入学許可を公表した「女子大生の日」(8月21日)が日本記念日協会に登録されたことを記念する講演などを、オンラインで実施した。当時の大学の姿勢や女子学生の足跡などを紹介し、門戸開放の理念をアピールした。
 市民ら約110人が聴講した。東北大史料館の加藤諭准教授が講演し、女子学生入学は前身の東北帝大初代総長の沢柳政太郎が決断したと紹介。「優秀な学生を集めようと門戸開放を打ち出した。女性の新しい進学ルートとなった」と話した。
 最初の女子学生の一人、黒田チカ(1884〜1968年)は卒業後、現在のお茶の水女子大などで化学者として生涯研究を続けた。孫に当たる黒田光太郎名古屋大名誉教授も講演し「(チカの成功は)東北大の恩師、真島利行教授をはじめとする多くのメンター(助言者)の存在が大きい」と述べた。
 東北大は同日、女子学生を受け入れた沢柳総長にちなんだ本年度の「沢柳政太郎記念東北大男女共同参画賞」に、東京農工大副学長の宮浦千里工学研究院教授を選んだと発表した。
 東北帝大は1913年、日本で初めて女性4人の受験を認めた。東北大が、合格した3人の入学許可が官報に公示された8月21日を記念日として協会に申請。先月認められた。


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2020年08月22日土曜日


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