広域のニュース

東北の百貨店、7月売上高9.1%減 回復基調続かず

 東北百貨店協会が21日発表した7月の百貨店(8社14店)の売上高概況は、前年同月比9.1%減の114億3000万円と、10カ月連続でマイナスだった。新型コロナウイルスの感染拡大や多雨が響いた。下落幅は4月の55.1%を底に6月は6.3%まで改善したが、再び悪化に転じた。
 衣料品は18.5%減の26億3900万円にとどまった。客の密集を避けるため、セールの開始時期を6月に前倒し、7月にまとまった売り上げがなかった。結婚式や発表会が減り、フォーマル品が落ち込んだ。
 化粧品や美術品が売れず、雑貨は12.0%減の16億4800万円。食料品は生鮮以外は伸び悩み、4.3%減の45億400万円。物産展の中止や土産品の需要減が響いた。
 一方で、高級ブランド品が売れた身の回り品は1.8%増の15億8400万円、巣ごもり需要を取り込んだ家庭用品は0.8%増の5億5000万円と伸ばした。
 地区別では、仙台が13.2%減、仙台以外が4.0%減。閉店セールを実施した中合福島店(福島市)が1.3倍を記録し、うすい百貨店(郡山市)もプラスに転じた。仙台の外国人観光客の免税売上高は90.9%減の230万円と大幅に減少した。
 中元商戦はサテライト店やオンラインの売り上げが伸びた。新型コロナの影響で直接会えない人にギフトを贈ることが増え、前年並みの売り上げを確保した店もあった。
 協会の担当者は「旅行や外食を控え、高額ブランド品を購入する流れはあるものの、メインの客層となっている高齢者を中心に来店を控える傾向は今後も続くだろう」と話した。


関連ページ: 広域 経済 新型コロナ

2020年08月22日土曜日


先頭に戻る