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「第2波」検査・診断体制強化に注力 仙台市医師会新会長 安藤健二郎氏に聞く

<あんどう・けんじろう> 東北大医学部卒。同大医学部第2外科助手などを経て1999年、あんどうクリニック(太白区)を開業。2016年6月に仙台市医師会理事、20年7月現職。60歳。仙台市出身。

 仙台市医師会の新会長に安藤健二郎氏(60)=太白区・あんどうクリニック院長=が就任した。新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、市民が医師会に寄せる期待は大きい。安藤氏に抱負と対策を聞いた。(聞き手は報道部・上村千春)

 −市内の陽性患者が6月中旬以降、増加している。
 「正確な検証が必要だが、感染拡大の第2波と言ってもいい状況だ。高齢者施設でクラスター(感染者集団)も発生した。現在は診療所と病院、保健所による医療体制が保たれているが、余裕があるわけではない。対応を間違えると爆発的に患者が増え、医療機関が受け入れられなくなるかもしれない」

 −コロナ下の会長就任となった。抱負は。
 「感染症対策に専念しようと思う。具体的にはPCR検査や診断が滞りなくできるようにしたい。第1波の際は感染が急拡大し、保健所が疲弊した」
 「唾液での検査も可能になったため、医師会員の施設で安全に検査できるようにし、保健所の負担を減らす体制を市と協議して整える。早期の検査で適切に診療が始められれば、専門医の負担も軽減できる。市内の高齢者施設で患者が急増した場合に備え、あらかじめ初動対応を決めておく必要もある」

 −市とどう連携するか。
 「市医師会が協力し、7月から発熱患者に医療機関を紹介する制度を始めた。とても大事なシステムだが、改善点も見えてきた。強化し、変えていきたい」
 「歴代会長の功績で行政とはうまく連携できている。さらに交流を深めたい。医師会が調整役となり行政とチームを組んで、仙台にいれば安心というまちを目指す。会員とコミュニケーションを密にし、行政側に提案していく。医師会を身近に感じられるような市民講座も充実させたい」


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2020年08月23日日曜日


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