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ウグイすいすい待ち遠しい 登米・横山不動尊で27年ぶり池しゅんせつ

堆積した泥を除去する作業員=22日

 国指定天然記念物「横山のウグイ生息地」がある宮城県登米市津山町の横山不動尊(大徳寺)の池で27年ぶりに、堆積した泥などを除去するしゅんせつ工事が行われている。工事は24日以降に終わる見通しで、8月末ごろには、澄んだ池ですいすいと泳ぐウグイの姿が見られそうだ。

 寺は昨年10月の台風19号による豪雨で土砂が流れ込むなどの被害を受けた。工事は災害復旧事業の一環として登米市が2156万円をかけて実施。7月下旬から境内の三つの池のウグイを別の池に順次避難させて、池の底にたまった土砂や汚泥の除去を行っている。
 寺によると、前回のしゅんせつ工事は1993年で、直後の池の水深は1〜1.5メートルだった。しかし、99年と2009年、昨年と3度の豪雨に見舞われて土砂が堆積。水深は約3分の1になり、水量が少なくなっていた。
 産卵のため、ウグイが行き来する河川と池をつなぐ小川が干上がることもあり、かつて約2000匹程度いたウグイは10分の1程度に減ったという。
 ウグイは不動尊の使いとして神聖視され、愛護されている。橘智法住職(57)は「お不動さんの魚が少なくなったと残念がる参拝客が多い。水量が増えて元の環境を取り戻し、ウグイが増えてくれれば」と期待する。


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2020年08月24日月曜日


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