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出羽三山周辺の風力発電計画 山形知事「あり得ない」

山形県庁

 前田建設工業(東京)が山形県鶴岡市と同県庄内町の出羽三山(羽黒山、湯殿山、月山)周辺で計画する大規模風力発電事業を巡り、吉村美栄子知事は25日の定例記者会見で「(建設は)あり得ないと思う」と不快感を示した。
 吉村知事は「県は再生可能エネルギー(の導入推進)には熱心だが、出羽三山は東日本随一の精神文化を擁する日本の宝だ。守らなければいけない」と語気を強めた。
 計画によると、事業区域の一部は、出羽三山神社のある羽黒山頂まで1キロ程度と近接する。約2296ヘクタールの区域内に最大40基の風力発電機を設置し、発電出力は計12万8000キロワットを想定。2024年7月ごろの着工、27年4月ごろの営業運転開始を目指す。
 計画を巡っては、皆川治鶴岡市長も21日の記者会見で「山岳信仰の聖地に近く、重大な懸念を持っている」と述べ、憂慮を示していた。
 また吉村知事は記者会見で、開始から1カ月が経過した政府の観光支援事業「Go To トラベル」について「それなりの効果があった。何もしなかったら、観光業界は深刻な状況だっただろう」と評価した。


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2020年08月26日水曜日


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