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山形豪雨で中継局停電、水位や雨量データ届かず 村山3市町「台風シーズン不安」

斜面が崩落し、電線が垂れ下がった大高根中継局に通じる林道=11日、山形県大石田町(県提供)

 7月の山形豪雨の影響で、県が管理する河川の水位計や雨量計の一部の観測データが受信できない状態が2週間以上続いている。データを送受信する大石田町の中継局が停電し、通信網が寸断されたためだ。台風シーズンを控え、地元自治体は不安を募らせており、県は今週中に暫定的な対応策を講じる。
 県によると、観測データを得られないのは尾花沢、村山両市と大石田町にある最上川水系の8カ所の水位計と5カ所の雨量計。データは通常、インターネット上の県河川・砂防情報システムで公開され、自治体が水位や雨量などをリアルタイムで把握し住民に避難を促す重要な指標となっている。
 3市町の13の観測機器のデータを送受信する同町の大高根中継局は、豪雨に見舞われた7月28日に停電。大高根山中腹にある中継局に通じる林道が崩れ、電柱が倒れ電線が切れた。停電後は非常用バッテリーで稼働していたが、8月9日に電池が切れ、送受信できなくなった。
 尾花沢市の菅根光雄市長は24日の県と市町村長とのウェブ会議で「今後、台風などで大雨が降れば対応が非常に難しくなる」と述べ、早期復旧を求めた。
 県によると、現時点で林道や倒れた電柱の復旧のめどは立っていない。県河川課は「車は通行止めだが、人やバイクは通れる。今週中に非常用バッテリーの電池を交換し、暫定的な復旧を行いたい」としている。


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2020年08月26日水曜日


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