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原爆被害を心に刻む 塩釜・杉村惇美術館で「キッズゲルニカ」展示 長崎の小中学生作品

きのこ雲などが描かれたキッズゲルニカ

 米軍機による長崎への原爆投下から75年を迎えた9日、宮城県の塩釜市杉村惇美術館で、戦争被害や平和について学ぶイベント「しあわせのまるを描こう」(長崎の語り部から学ぶ会主催)が開かれた。長崎市の小中学生が平和をテーマに描いた「キッズゲルニカ」の絵などを展示し、平和の尊さなどを改めて訴えた。
 「ゲルニカ」は、スペインの画家パブロ・ピカソによる反戦をテーマにした絵画で縦約3.5メートル、横約7.8メートルの巨大な作品。キッズゲルニカは「ゲルニカ」と同じサイズのキャンバスに、世界中の子どもたちに平和の絵を描いてもらう国際的プロジェクトで、1995年に始まった。
 原爆のきのこ雲などを表現した2枚の作品を床に並べて展示。来場者はステージ上などから迫力のある絵を眺めた。原爆投下後の長崎の街並みなどを捉えた写真パネル展や、参加者が幸せを感じる丸い形を思い思いに描くワークショップもあった。
 仙台二華高1年の庄司ひとみさん(16)=塩釜市=は「初めて見たキッズゲルニカの作品が強く印象に残った。悲しい歴史をしっかりと描いていて圧倒された」と語った。
 長崎市出身で学ぶ会代表の奥村志都佳(しずか)さん(51)=仙台市宮城野区=は「原爆が一瞬で人々の生活を奪ったことを知ってもらい、平和を自分事として考えるきっかけにしてほしい」と話した。


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2020年08月27日木曜日


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