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山形豪雨から1ヵ月 通行止め、なお32ヵ所

豪雨の爪痕が残る国道348号。のり面が長さ約140メートル、高さ約30メートルにわたり崩落した=27日午後、山形県白鷹町滝野

 山形県内に甚大な被害をもたらした豪雨災害は28日、発生から1カ月となった。県によると、県内の道路・河川、農林水産関係の被害額は計約277億円に上る。死者・行方不明者はなく、けが人は酒田市の90代女性1人で避難中に転倒し足を骨折した。
 避難所は31市町村に358カ所開設され、延べ約1万人が身を寄せた。現在は大蔵村で1人が避難生活を送る。
 被害額のうち、道路・河川関係が約221億円と8割を占めた。護岸損壊や土砂堆積など河川施設が約139億円(133河川、605カ所)、路肩欠損など道路施設が約39億円(78路線、327カ所)。県管理道路の32カ所で全面通行止めが続く。
 農林水産関係は計56億円で、32市町村に及ぶ。農作物被害は穀物や野菜、果樹など約2488ヘクタール、約18億円。田畑や農道ののり面崩落、浸水など農地・農業用施設が約17億円(1517カ所)に上った。
 27日現在の住宅被害は全壊1棟、大規模半壊7棟、半壊52棟、土砂などによる一部破損3棟(うち準半壊1棟)、床上浸水145棟(同80棟)、床下浸水502棟。
 豪雨で崩落し通行止めとなっていた白鷹町の国道348号は、26日に片側交互通行で開通した。置賜、村山両地方を結ぶ主要道だけに、南陽市の会社員小関正巳さん(60)は「なるべく早く安全に両側通行できれば」と期待した。


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2020年08月28日金曜日


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