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美術館移転に疑問続々 県美ネット、大崎で初の出前講座

美術ファンや県議らが議論を交わした講座

 市民団体「宮城県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク」(県美ネット)は29日、初の出前講座「どうなる、宮城県美術館」を大崎市古川の七日町商店街集会所で開いた。
 県美術館(仙台市青葉区)などを集約移転する構想について県内各地で意見交換するのが目的。関心の高さを反映し、当初の予定を上回る約35人が参加した。
 西大立目祥子共同代表らが経緯を説明した。参加者からは「県立病院などの再編を含め、効率化を最優先する県政に疑問がある」「現在の県美術館は周辺の景観を含めた財産であり、移転は容認できない」といった意見が出た。
 大崎市選出の県議3人も出席し「仙台だけではなく県民全体で考えるべき問題」「文化施設の在り方について幅広い意見を聴きたい」などと発言した。
 県美ネットの大沼正寛事務局長は「集約移転は音楽ホールの構想など多様な問題を抱えているが、我々が最も守りたいのは現在の県美術館。文化は蓄積して良くなるものであり、移転に関して強く再考を求めていく」と強調した。
 出前講座は同日、加美町でも開催。3回目は9月2日、大崎市鳴子温泉のイベントスペースで開く。


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2020年08月30日日曜日


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