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朝ドラ「おかえりモネ」効果で地域活性化へ 気仙沼市、官民実行委設立

設立総会で意気込む実行委のメンバー=26日、気仙沼市民会館

 2021年春放送予定のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」のロケ地となる宮城県気仙沼市で、ドラマを地域活性化に最大限活用しようと準備が加速している。先行地を視察し、官民による実行委員会を設立。関係者は絶好の機会を逃すまいと意気込む。
 市役所内に設置された「おかえりモネプロジェクト推進室」の職員や市内観光関係者ら7人は今月上旬、北海道帯広市を視察した。同市は昨年放送された朝ドラ「なつぞら」の舞台。関係者から協力態勢や苦労話を聞いた。
 「なつぞら」では物語の中で登場人物が亡くなった後、帯広市のロケセットに設置された献花台が話題になり、観光客が相次いだという。一方、予算措置に時間を要してドラマ活用が不十分だった面もあり、「放映中に迅速な動きを」と助言を受けた。
 26日には市や観光、まちづくり団体などの代表者11人でつくる実行委員会を設立。同日の総会で観光以外にも移住促進や気仙沼ブランドの確立といった目標を共有、役割分担し、各事業に臨む方針を確認した。
 実行委の構成団体メンバーら約65人は27日夜、市役所であった講習会に参加した。「なつぞら」や2年前に放映の「半分、青い。」で広報を担ったNHK「おかえりモネ」広報プロデューサー川口俊介さんが、オンラインで講師を務めた。
 岐阜県が舞台の「半分−」では、郷土料理の五平餅が登場し注目を集めた。地元が即座に反応して食べ歩きマップを作り、誘客促進につなげたという。
 川口さんは「地元では当たり前でも他地域にとっては新鮮なこともある」と解説。「地域の情報を中で終わらせず、外に発信することが大切だ」と語った。
 市内では撮影場所の下見などが進められており、ロケは9月開始予定。市おかえりモネプロジェクト推進室の千葉俊(さとし)室長は「準備が整い機運も高まってきた。モネファンを気仙沼ファンにできるよう知恵を絞っていく」と話している。


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2020年08月31日月曜日


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