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東北発、ヤリスクロス発売 月間4100台販売目標 トヨタ東日本2工場生産

トヨタ自動車が31日発売した「ヤリスクロス」

 トヨタ自動車は31日、新型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「ヤリスクロス」を発売した。希望小売価格は179万〜281万円、月間販売目標は4100台。トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が宮城大衡工場で8月中旬から生産し、岩手工場(岩手県金ケ崎町)でも10月に生産を始める予定。好調の小型車「ヤリス」の勢いに乗り、激戦のSUV市場で販売を伸ばせるか注目される。

 ヤリスクロスの希望小売価格は最も安い前輪駆動ガソリン車が179万8000円、最も高い電気式四輪駆動ハイブリッド車(HV)が281万5000円。前輪駆動HVの燃費はガソリン1リットル当たり30.8キロ。いずれも排気量1500ccで全15色を用意した。
 既に予約を受け付けており、納車は受注から2カ月以降になる見通し。
 トヨタのSUVでは最も小型の「ライズ」と、「C−HR」の中間に当たるサイズ。ヤリスと同じく小型車向け新プラットホーム(車台)「GA−B」を採用し、取り回しの良さを維持しつつ、容量最大390リットルの広い荷室を確保した。
 四輪駆動車には路面に応じて選べる走行支援モードを導入。横風を検知する制御システムをトヨタ車で初めて搭載した。複数の予防安全機能をパッケージ化した「トヨタセーフティーセンス」、自動駐車支援機能などの先進技術はヤリスと同様に標準装備する。
 トヨタは新型コロナウイルス対策で記者発表会は開かず、性能や開発経緯を紹介する動画を公開した。トヨタ東日本の宮内一公社長は「仕入れ先や工場のメンバーと、東北から日本中へ真心を込めて届けたい」と語った。
 トヨタ東日本岩手工場が製造を担うヤリスは2月に発売された。4、5、7月の車名別国内新車販売数(軽自動車を除く)で首位、上半期に約4万8000台を売り上げて全体の4位になるなど好調な販売を続けている。


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2020年09月01日火曜日


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