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水害タイムライン簡単に 東北大災害研・今村所長監修キット発売 図解多用、作成手順を紹介

タイムラインを作成できる防災キット

 水害への備えを時系列で決めておく行動予定表「タイムライン」の作成を促そうと、東北大災害科学国際研究所の今村文彦所長監修の防災キット「わが家の防災タイムライン」が、東京法令出版から発売された。図解を多用してノウハウを紹介しており、手順に沿って簡単に作れる。

 キットは「防災ガイドブック」「制作ガイド」「タイムラインシート」で構成。作成にはこのほか、それぞれの居住地域の水害ハザードマップが必要になる。
 まずはガイドブックで台風や集中豪雨の特徴と身を守るポイントを、制作ガイドでタイムライン作りの手順を学ぶ。さらにハザードマップで洪水や土砂崩れの危険箇所を確認。シートに避難先を書き込み、警戒レベルに応じた準備、避難開始といった行動を記したシールを貼ってタイムラインを完成させる。
 多発する豪雨災害を受けて、国や自治体は家庭などで「マイ・タイムライン」を作るように呼び掛けている。堤防整備をはじめとする行政の災害対策には限界があり、住民の自主的な行動で逃げ遅れを防ぎたい考えだ。
 今村所長は「避難のタイミングなどを決めておけば、台風や豪雨で事前に出される災害情報を行動に生かしやすくなる。子どもたちの命を守るため、授業でもキットを使ってタイムラインの勉強をしてほしい」と話す。
 キットはA4判のケース入り、620円。東京法令出版のウェブサイトで購入できる。


2020年09月01日火曜日


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