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秋保の観光利便性向上へ オンデマンド交通実証運行始まる

実証運行が始まった秋保オンデマンド交通に乗り込む利用者=1日午前11時ごろ、仙台市太白区の秋保・里センター

 仙台市太白区秋保地区で1日、JR東日本が観光客の利便性向上を目的に取り組む「秋保オンデマンド交通」の実証運行が始まった。交通手段の予約から決済までを一括してスマートフォンで行える「MaaS」の実証実験「TOHOKU MaaS 仙台・宮城 trial」の一環として11月30日まで実施する。
 運行エリアは秋保ヴィレッジを東端、秋保大滝を西端とする県道仙台山寺線周辺とJR愛子駅。秋保温泉の宿泊施設や観光名所など34カ所を乗降場所とし、毎日午前8時半〜午後5時半、予約に応じて15人乗りの小型バス1台と5人乗りのセダン2台を走らせる。
 秋保交通(太白区)とタケヤ交通(川崎町)に運行を委託。運賃は1人1回500円。専用ウェブサイトでデジタルチケットを購入し、乗降場所と時間を選んで予約する。チケットは宮城交通が運行する秋保・里センター−秋保大滝間の路線バスにも利用できる。
 初日から予約があり、利用者は温泉街で車両に乗り込み、愛子駅や秋保・里センターなどへ向かった。
 JR東は実証運行の結果を検証し、2021年4〜9月に東北6県で開催する大型観光宣伝「東北デスティネーションキャンペーン」での本格導入を目指す。
 JR東MaaS・Suica推進本部の高木茂次長は「駅から先の移動を便利にし、観光客と鉄道利用者を増やしたい。地域の公共交通を考えるきっかけにもなればいい」と期待する。


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2020年09月02日水曜日


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