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知的障害者施設「船形の郷」に改称 居住棟2棟が完成

木のぬくもりと太陽光がやさしい居住棟の食堂

 老朽化による建て替えを段階的に進める宮城県の知的障害者施設「船形コロニー」(大和町)のうち居住棟2棟が完成し、現地で1日、開所式があった。名称も「船形の郷(さと)」に改めた。
 居住棟は共に木造平屋で建築面積は3686平方メートルと3675平方メートル。個室を各80室備え、使用木材の93%が県産材。中庭を配置し、太陽光を取り入れた明るい空間となっている。設計はバリアフリーを徹底し、支援者の動線や見守りやすさも意識した。
 開所式に約30人が出席。村井嘉浩知事は「思い入れの強い施設。ノーマライゼーションの哲学を生かし、有効に施設を活用したいと思い、残した。入居者や家族が安心できるよう充実を約束する」とあいさつした。
 今後は居住棟を1棟新築、1棟改修するとともに、活動棟や事務管理棟などを整備し、2024年度に全面使用開始する予定。総事業費は約89億円。現在は205人が暮らすが、最終的な定員は300人となる。
 船形コロニーは1973年開所。浅野史郎前知事が04年、県内全ての知的障害者施設の閉鎖を目指す「施設解体宣言」を打ち出したが、村井知事が06年にコロニー解体を撤回した。


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2020年09月02日水曜日


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