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登米市、中心施設の再編骨子案発表 市民病院を市役所エリアに

 宮城県登米市は2日、登米市民病院の新築移転を含む中心拠点施設の再編骨子案を発表した。市民病院を市役所迫庁舎エリアに移し、図書館や中央公民館、体育館などを一体的に整備する。総事業費150〜165億円を見込み、実現すれば2005年の広域合併以来の一大プロジェクトとなる。
 市は骨子案について「あくまでたたき台で、確定したものではない。市民の意見を踏まえながら具体化していく」としている。
 骨子案によると、建物の一部が築45年で老朽化が進む市民病院(198床)を迫庁舎や体育館、公民館、公園などがある市有地4.7ヘクタール内に移転新築する。本年度中に基本構想を策定し、25年度中の完成を目指す。事業費は約100億円。
 市内3カ所に分散している図書館・室も、新図書館を建てて1カ所に集約。公民館や迫総合支所、体育館、保健センターなど市民の集い、健康づくりの拠点も整備するとしている。
 市は病院移転後、迫、中田、南方の3庁舎に分散する市役所機能を、築26年の市民病院本館病棟を改築し、移転集約させる構想も練る。
 市は、将来の人口減少に対応するコンパクト・シティを目指す国の立地適正化計画事業補助金などを財源に見込む。市が負担する事業費は約60億円の見通し。市の試算によると、再編により建物の維持管理費は30年間で、112億円の縮減が図られるとしている。
 熊谷盛広市長は「議論のたたき台として中心市街地の将来ビジョンを示した。人口減を見据えて病院の規模など市民の意見を聞き、議論したい」と語る。


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2020年09月03日木曜日


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