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東北6県の女性管理職微増、8.9% 全員男性の企業なお半数近く

 東北6県の企業で管理職に占める女性の割合は2020年度、前年度より0.6ポイント上昇して8.9%となったことが、帝国データバンク仙台支店の調査で分かった。一方、管理職が全員男性の企業は半数近い45.1%を占め、女性の登用が進んでいない現状が表れた。

 県別の女性管理職の割合は表の通り。岩手を除き全国平均(7.8%)を上回った。業種別では不動産が17.6%で最も高く、小売り15.7%、サービス15.2%と続いた。一方、運輸・倉庫(2.0%)や建設(5.6%)で割合が低かった。
 女性管理職の比率別の状況はグラフの通り。女性管理職が「30%以上」の企業の割合は8.4%と前年度から0.8ポイント減少。「0%(全員男性)」も1.8ポイント減り45.1%となった。
 東北の企業で役員に占める女性の割合は1.0ポイント増の11.8%で、全国平均(10.8%)を上回った。
 女性の活用や登用を進めている企業は6.1ポイント減の41.7%で、前年度までの増加傾向から一転した。進めていない企業は43.5%と6.3ポイント増え、進めている企業を上回った。
 活用や登用を進めている企業に効果を複数回答で尋ねたところ、「男女にかかわらず有能な人材を生かすことができた」が70.0%で最多。「多様な働き方が促進された」「女性の労働観が変化してきた」が各26.5%で続いた。
 仙台支店は「女性管理職や役員が今後増えると見込む割合も減っており、女性登用に向けた動きが鈍化してきた」と分析した。
 調査は7月16〜31日、東北の1613社を対象に実施。有効回答は823社(51.0%)。


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2020年09月03日木曜日


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