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仙台空襲の記憶を未来へ 語り部活動再開 市戦災復興記念館

仙台空襲など戦争の語り部活動が再開され、子どもたちが聞き入った

 仙台市戦災復興記念館での仙台空襲体験者による語り部活動が3日、再開された。新型コロナウイルスの影響で中断が続いていたものの、感染防止対策を徹底することで、75年前の戦禍の記憶を未来につなぐ機会を確保した。
 記念館は講演台にアクリル板の仕切りを設置したり、椅子の間隔を空けるなどした。再開初日は市鶴巻小の6年生80人が、社会科の授業の一環として訪問した。
 「仙台空襲の戦災・復興と平和を語り継ぐ会」の田島稜威雄(いつお)さん(84)=泉区=が、東二番丁小3年当時に遭った仙台空襲(1945年7月10日)を中心に戦争体験を語った。
 田島さんは「『あしたも遊ぶべな』と約束した友達が、その夜の空襲で死んでしまった」と回想。「戦争は自然災害と異なり避けることができる。焼け野原から復興した仙台の街をより発展させ、二度と戦争を起こさない世の中にしてほしい」と呼び掛けた。
 我妻大和君(11)は「仙台空襲のことは詳しく知らなかったので、話を直接聞けてよかった。戦争の恐ろしさが分かり、二度と起こしてはいけないと思った」と話した。
 記念館での語り部活動は今年2月から中断していた。


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2020年09月04日金曜日


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