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自民総裁選、秋田県連は予備選見送り 菅氏に3票「県初の総理へ思い一致」

 自民党秋田県連は4日、秋田市で常任総務会を開き、安倍晋三首相の後継を決める党総裁選で党員・党友による予備選を実施しないことを決めた。予備選の見送りは東北で唯一。立候補を表明した湯沢市出身の菅義偉官房長官に持ち分の全3票を投じる方針で、県出身者初の首相誕生を古里から後押しする。
 常任総務会は県議26人が出席した。執行部が菅氏に3票を投じることを提案。「党員のために予備選を実施すべきだ」との意見もあったが、ほぼ全員が提案に賛成したという。
 鶴田有司県連副会長は取材に「党員投票を実施するのが筋だが、今回は特別だ。県出身者初の総理という夢を実現させようと、皆の強い思いが一致した」と説明した。
 県連幹部の一人は「隣の岩手県が4人の首相を輩出する一方、秋田出身の首相は一向に出ず、悔しい思いをしてきた。首相誕生はわれわれの悲願だ」と力説。「3票を投じるのは当然。県民の思いを背負って当選してほしい」と切望する。
 県連内は早くも次期衆院選を見据えた期待感も高まっている。ベテラン県議は「菅氏は出身地の湯沢市を含む衆院秋田3区を中心に県民の人気が高い。菅首相で戦えば、大きな追い風になるはずだ」と見込む。
 県連は12日に県選出国会議員、県議、職域支部と地域支部の代表の計約100人による総務会を開き、意見を集約した上で3票の投票先を正式決定する。
 秋田県連と同じく独自の予備選を実施するかどうか「未定」だった香川県連は実施の方向。北海道連は全党員の投票が時間的に困難として、これに準じる形の意向調査を模索する。予備選実施は計44都府県連となる。


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2020年09月05日土曜日


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