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津波の威力まざまざと 福島・浪江の請戸小公開 震災遺構に年度内整備

教室に今も津波の爪痕が残る請戸小の校舎

 福島県浪江町が東日本大震災の震災遺構として活用する請戸小校舎が4日、報道各社に公開された。来年3月までに事業費約3億円を投じて整備し、パネルなどで津波と東京電力福島第1原発事故の複合災害を伝える。
 海岸から約300メートルの請戸小は鉄筋コンクリート2階の校舎の1階部分が天井まで津波に襲われた。下校した1年生を除く児童82人と教職員13人が校内にいたが、津波到達の約40分前に避難し全員無事だった。
 校舎は危険な遺物が撤去されるなどしたが、教室内の黒板やロッカーなどは残っている。むき出しの鉄筋や倒れたままの大きな備品が津波の威力をまざまざと示す。
 休校中の請戸小は町内の他の4小学校とともに、来年4月に閉校されることが決まっている。


2020年09月05日土曜日


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