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JRバス東北で光触媒を採用 新型コロナ予防効果を検証へ

高速バス車内に液剤を噴霧する作業員=仙台市宮城野区のJRバス東北仙台支店

 JRバス東北(仙台市)は新型コロナウイルス感染予防の一環として、抗ウイルス、除菌、消臭効果のある光触媒コーティングを高速バス車内に実施する。4日、宮城野区の仙台支社で施工作業を報道陣に公開した。同社によると、導入は東北のバス会社で初めて。
 施工するのは東北各地と首都圏を結ぶ路線を中心に9路線37台。1台当たり約3リットルの液剤を座席やカーテン、天井などに作業員が約2時間かけて噴霧する。8月24日から1日2台を仕上げ、9月18日に終了する予定。施工済み車両は乗降口近くのステッカーで示す。費用は1台約10万円。
 液剤は東芝マテリアル(横浜市)の製品で、日光や室内灯に反応して菌やウイルスの分解、不活化を促すという。新型コロナに対する効果は同社で検証を進めている。効果の持続期間は3年程度で、JRバス東北は人が多く触れる座席などは1年程度で再施工する方針。今後、他のバスへの導入も検討する。
 東北と首都圏を結ぶ同社の高速バスは7、8月の利用が前年同期の約2割と低迷している。安全整備部の森田壮亮さんは「車内の空気は5分で外気と入れ替わり、感染予防策も実施しているが、閉鎖空間での長時間の乗車に不安を感じる人は多い。安心して利用してもらうために光触媒を施工した」と話した。


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2020年09月05日土曜日


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