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仙台市マスタープラン 主要駅への都市機能集約など素案まとまる

 仙台市は都市づくりの基本指針、次期都市計画マスタープラン(2021〜30年度)の素案をまとめた。今後の人口減少などを見据え、市都心部とJR、地下鉄駅周辺の都市機能を強化し、市街地の拡大を抑止するまちづくりを継続する。12月ごろ中間案を公表し、意見公募(パブリックコメント)を経て、来年3月末のプラン策定を目指す。
 素案によると、都市づくりの目標像に「選ばれる都市へ挑戦し続ける“新たな杜の都”」を掲げる。基本方針には(1)魅力・活力ある都心の再構築(2)都市機能集約(3)公共交通中心の交通体系(4)安全・安心な都市環境の充実−などを据える。
 都心まちづくりは、主要エリアに東北の玄関口の仙台駅周辺、勾当台・定禅寺通、青葉通・一番町周辺(青葉区)、宮城野通周辺(宮城野区)の4カ所を設定。国際競争力を持ったビジネス環境、回遊性の高い都市空間の形成に取り組む。
 地下鉄南北線、東西線の沿線とJR線の主要駅には都市機能を集約する。広域拠点の泉中央(泉区)、長町(太白区)両地区で都市型居住を促進するほか、青葉山周辺(青葉区)は23年度に稼働する次世代型放射光施設を核とし、学術文化・交流機能を充実させる。
 交通体系は鉄道駅に路線バスが結節する都市交通の構築を継続。路線バスの利便性向上や地域交通の確保などに取り組む。自動運転技術、交通手段の予約から決済までを一括して行える「MaaS」の活用を目指した実証実験も進める。
 東日本大震災の教訓を踏まえた「多重防御」の津波対策、都市型水害の被害軽減に向けた浸水対策、丘陵地の宅地の崩落防止、帰宅困難者対策など災害に強いまちづくりに努める。
 新型コロナウイルス感染が広がり、市民のライフスタイルに変化が生じたことにも言及し、計画期間中も状況に応じ柔軟に内容を見直すことも盛り込む。


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2020年09月07日月曜日


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