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「玉夢桜」復興の象徴に 宮城農高生ら岩沼市長訪問

菊地市長(右)に認定証を披露する宮城農高の生徒ら

 宮城農高の生徒らが1日、宮城県岩沼市役所に菊地啓夫市長を訪ね、人工交配したサクラ「玉夢桜(たまゆめざくら)」が新品種の認定を受けたと報告した。東日本大震災の被災者らが暮らす岩沼市玉浦西地区にちなんだ命名で、生徒らは「復興のシンボルになってほしい」と思いを語った。
 玉夢桜は、宮城農高実習教諭で科学部顧問の尾形政幸さん(63)が2012年4月、塩害に強いオオシマザクラを母親に塩釜神社(塩釜市)のサクラ「手弱女(たおやめ)」を人工交配し、誕生した。淡いピンクで半八重咲きの花が特徴。公益財団法人「日本花の会」(東京)から震災月命日の8月11日、新品種の認定を受けた。
 宮城農高科学部の1〜3年生6人が苗の育成や生育状況などを発表し、菊地市長に認定証を披露した。2年鳥山優里さん(17)は「玉夢桜は世界に一つだけのサクラ。人々を笑顔にしてほしい」と話した。
 同校と植樹活動などを通じて交流を重ねてきた岩沼市玉浦西まちづくり住民協議会の森博会長(71)も同席し「サクラを大事にして夢のある町内にしたい」と歓迎。菊地市長は「震災の経験をサクラに託し、後世につなげたい」と述べた。


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2020年09月07日月曜日


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