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津軽名物くじ付き駄菓子「イモ当て」「大王当て」 唯一の製造会社が弘前の工場に直売所

工場に併設した直売所に立つ佐藤代表
イモ当て(左)と大王当て。くじ引きの台紙が付く

 青森県津軽地方で昭和初期から露店などで親しまれてきたくじ付きの駄菓子「大王当て」「イモ当て」を県内で唯一製造・販売する佐藤製菓(弘前市)が、工場に直売所を併設した。駄菓子を手作りする工程を見ることもできる。
 弘前さくらまつりなど、収益源となるイベントが新型コロナウイルスの影響で軒並み中止となり、販売手段を少しでも増やそうと8月、工場直売を始めた。
 看板商品は、練り切りに型押しした生菓子「大王当て」、あんの入った揚げドーナツ「イモ当て」。それぞれ、くじ引きの台紙「当て紙」が1枚付く。「大王」「親」「子」と書かれたくじの結果に応じて特大、大、小サイズの菓子が当たる仕組み。
 津軽地方では戦前から、「当て物」と呼ばれるくじ付き駄菓子の文化があった。佐藤製菓は、87歳で昨年亡くなった佐藤助一さんが1952年に創業した。60年頃に考案したイモ当てがヒット。少子化や駄菓子店の減少で同業他社が次々と廃業する中、経営を続けてきた。
 2代目の佐藤力雄代表(58)は「津軽の名物を作り続けるため、試行錯誤している。一家だんらんのお供やお土産としてぜひ購入してほしい」と話す。
 同社ホームページでも販売している。営業時間は午後1〜5時。水、日曜定休。連絡先は0172(34)3356。


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2020年09月08日火曜日


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