宮城のニュース

地下鉄、バス、病院の赤字続く 仙台市の公営事業・19年度決算

 仙台市は2019年度の公営事業の決算と実績をまとめた。地下鉄、バス、病院の3事業が純損失を計上し、赤字決算が続く。交通2事業は年度末に、新型コロナウイルス感染が広がった影響もあった。水道、下水道、ガスの3事業は純利益を確保。2022年度の民営化を目指すガスは累積赤字を大きく減らした。

■地下鉄
 乗車料収入は前年度比0.1%増の157億7598万円。東西線は利用が伸びたが、新型コロナの影響で微増にとどまった。過去5年間、補助金を過剰に収益化していたため、約20億円の特別損失計上で修正した。4年連続の赤字となったが、累積額は減少した。

■バス
 新型コロナの影響で乗客数が2.5%減り、乗車料収入は0.6%減の64億3205万円となった。13年連続の純損失計上で、赤字幅も4億円近く拡大した。累積額は5億2700万円圧縮。資金不足比率は2.2ポイント改善し、4.3%。

■水道
 新規住宅着工件数の減少に比例し、水道加入金の収入が減った一方、配水施設除却費などが増え、純利益は27億9650万円と29.1%少なくなった。累積黒字は2.1%縮小し、67億4038万円となった。

■下水道
 大口利用者の使用料が少なく、収入が減少する一方、東日本大震災で被災した下水道施設の復旧工事が完了するなどし、特別損失が約12億円減った。純利益は41.7%増加。黒字決算は7年連続となった。

■ガ ス
 暖冬の影響で販売量が伸びず減収だが、原料となる液化天然ガス(LNG)の価格が下落し、利益を押し上げた。6年連続の黒字。累積赤字を42.1%も圧縮させ、企業債残高を33億6000万円減少させた。

■病 院
 患者数は延べ37万2285人で1.3%減少。外来診療単価などが増加し、医業収益は2.7%上回った。14年11月の移転に伴う新病院建設の減価償却費がかさみ、3年連続の赤字。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2020年09月09日水曜日


先頭に戻る