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美しい松原干潟を次代へ 南三陸で保存整備が完了

松原干潟周辺のごみ拾いをする協議会役員ら

 宮城県南三陸町の住民団体「志津川地区まちづくり協議会」は8日、東日本大震災の津波で同町の八幡川河口に復活した松原干潟の保存整備工事が終わったことを受け、現地の視察と清掃を行った。
 協議会が自然と親しむ場として保存を要望し、県の防潮堤工事は干潟を埋め立てずに残す形となった。干潟の環境にも配慮し、八幡川の水を流して汽水域にするための導流堤を整備した。
 協議会役員ら9人が現地を訪れ、県の担当者から工事内容の説明を受けた後、散乱していたごみを拾い集めた。
 干潟では、志津川高自然科学部が2017年から生物調査を続けている。高さ8.7メートルの防潮堤工事が終わった後は、地元の自然愛好団体がガイドツアーでの利用を計画している。
 協議会の及川渉会長(38)は「干潟周辺には震災で壊れた防潮堤のコンクリート片が残っている。自然の営みだけでなく、津波の爪痕も見られる場として活用したい」と話した。


2020年09月09日水曜日


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