
仙台みその「たこせんべい」新土産に 三陸タコ、新潟の「かんずり」使用
せんべい販売の海鮮せんべい塩釜(宮城県塩釜市)は、仙台みそを使った新商品「伊達なたこせんべい」を発売した。三陸産のタコを使った主力の「三陸たこせんべい」をベースに、仙台みそを練り込んだ。パッケージには仙台藩祖伊達政宗をイメージしたデザインをあしらい、新たな土産品として発信する。
仙台味噌醤油(仙台市)の熟成仙台みそを使用し、新潟県の発酵調味料「かんずり」や唐辛子、ネギを配合。じんわりとした辛さと香ばしさを感じる辛みそ風味に仕上げた。
1箱1200円(2枚入り12袋)で、パッケージには伊達家の家紋や三日月の前立てのかぶと、騎馬像を盛り込んだ。簡易包装は432円(同5袋)で、かぶとに加えて政宗の正室愛姫などを描いた。
塩釜市新浜町にある直営店のほか、箱入りはJR仙台駅の土産物店で、簡易包装は松島町の土産物店やホテル、県内のサービスエリアでそれぞれ販売する。
同社はせんべい製造販売「スギ製菓」(愛知県碧南市)の関連会社。東日本大震災後、碧南、塩釜両市が災害時相互応援協定を結ぶなど交流を深めた縁でスギ製菓が2015年10月、塩釜に東北工場を建設。海鮮せんべい塩釜が工場併設の直営店を運営する。
東北工場の正岡央士工場長は「仙台みそは塩味があって海産物と合う。仙台土産として選ばれる商品に育てていく」と話す。連絡先は海鮮せんべい塩釜022(363)5030。
2020年09月09日水曜日