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心構えや健康管理学ぶ 高次脳機能障害者対象の就労訓練 仙台で受講生募集

高次脳機能障害者らを対象にしたコミュニケーション力向上のトレーニング=8月、就労支援センターほっぷ

 NPO法人ほっぷの森(仙台市青葉区)は、けがや病気で脳が損傷を受け、記憶力や注意力が低下する高次脳機能障害者を対象にした就労訓練の受講生を募集している。2007年度から宮城障害者職業能力開発校(同区)の委託を受けて実施している。

 訓練期間は11月6日〜21年2月5日の平日で、受講時間は午前10時〜午後4時。ほっぷの森が運営する「就労支援センターほっぷ」(同区)で、就労の心構えや健康管理、通勤訓練、社会人としてのマナーなどを学ぶ。
 受講無料だが、教材費など一部自己負担がある。定員は5人。10月9日までに申し込む。同19日に面接選考があり、23日に選考結果を発表する。
 受講の機会を広げるため、本年度は初めて2回に分けて行う予定だったが、新型コロナウイルスの影響もあり、第1期(7〜10月)を開けなかった。
 高次脳機能障害は記憶障害、やる気の低下、感情が制御できないといった症状が現れるが、外見から分かりにくい。本人に自覚がなく家族らの負担も大きい。
 適切な訓練を受け、周囲の配慮と理解があれば、働き続けることが可能という。同じ障害の人と共に訓練することは、自分の障害への理解にもつながる。昨年受講した50代女性は「同じ立場の人がいることが分かり、心強かった」と話す。
 ほっぷの森の担当者は「家族や知人など周りの働き掛けが大切。就労へのステップとしてぜひ利用してほしい」と呼び掛ける。
 居住地の管轄のハローワークから申し込む。連絡先は宮城障害者職業能力開発校022(233)3124。


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2020年09月09日水曜日


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