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秋田・湯沢にわかに注目集める 菅氏の出身地にマスコミ殺到

湯沢市内の和菓子店で菅氏について聞くTBSテレビの取材班

 自民党総裁選で優勢が伝えられる菅義偉官房長官の生い立ちを取材しようと、出身地の秋田県湯沢市に報道関係者が相次ぎ入っている。同級生の中には、10社近い報道機関の取材を受けた人もいる。小安峡温泉など温泉地でもある湯沢市。過熱する取材にも関係者は「知名度を上げる絶好の機会」と前向きに受け止めている。

 TBSテレビ(東京)の情報番組「グッとラック!」の取材班は、同級生やゆかりのある人への取材で湯沢に入った。取材班の一人は「どんな少年時代を過ごして今につながっているのか、菅さんの原点を伝えたい」と話した。
 5日は市中心部の和菓子店「御菓子司わかさ」を訪問。地元では、同店の和菓子は甘党とされる菅氏への手土産の定番となっており、菅氏にまつわる話などを聞いた。
 小中学校で同級生だった無職菊地洋一さん(71)=湯沢市=は安倍晋三首相が辞任を表明した8月28日以降、テレビ局5社と新聞社3社、通信社1社から取材を受けた。「全国に湯沢のことが流れれば興味を持って来てくれる人が増えるかもしれない」と期待する。
 同級生らによると、菅氏は「目立ちたがり屋とは違う、ごく普通の少年だった」という。「けんかの仲裁をよくしていた」「恥ずかしがり屋で女の子から声を掛けられると顔を赤くしていた」といったエピソードもある。
 元全国紙記者で湯沢市ビジネス支援センター長の藤田敬太さん(41)は「世襲ではない地方出身者が首相に就く例は自民党では近年ない。(現実となれば)サクセスストーリーとして受け入れられやすいだろう」と語る。
 湯沢市は、越後湯沢温泉や大規模スキー場のある新潟県湯沢町と同名のため、越後湯沢駅と上越新幹線で直結する首都圏では混同されることがしばしばある。
 藤田さんは「市内の事業者は、この機会を生かして良い商品やサービスを全国に提供し、発信を続けていくことが大切」と訴える。


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2020年09月09日水曜日


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