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営農再開へ酒米「五百万石」収穫 会津若松の蔵で仕込み 福島・大熊

酒米の刈り取り作業=福島県大熊町
稲の刈り取りを喜ぶ農家と関係者

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が解除された福島県大熊町大川原地区で9日、食用実証栽培の酒米「五百万石」が収穫された。避難先の会津若松市にある酒蔵が協力し、町特産の日本酒を仕込む。
 今年、新たに営農を再開した同地区の水田約43アールは黄金色に染まった。栽培を委託された農家がコンバインできれいに刈り取った。
 コメは放射性物質の検査後、日本酒に醸造される。公募した名称は今月下旬に発表される。
 町内での酒米の本格栽培は事故前を含めて初めて。今年作付けを再開したばかりで水田の地力が十分に回復しておらず、収量は通常の6、7割を見込む。
 町農業委の根本友子会長(73)は「毎年栽培を繰り返すことで地力が回復することが分かっている。町民の営農再開意欲につながるおいしい酒になることを期待している」と話した。


2020年09月09日水曜日


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