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「震災伝承、興味持って」七ヶ浜の高校生が語り部活動 紙芝居を上演

紙芝居を上演するきずなFプロジェクトのメンバー

 宮城県七ケ浜町向洋中を卒業した高校生でつくる地域活動団体「きずなFプロジェクト」が8日、松島町のホテルで東日本大震災の語り部活動をした。修学旅行でホテルに宿泊した福島県昭和村の昭和中3年生5人に、体験談などを聞かせた。
 プロジェクトのメンバー6人が、震災で家族を失った双子の姉妹を主人公にした手作り紙芝居「みゆうとゆうみ」を上演。仙台育英高1年の阿部遥斗さん(16)が体験を語った。
 阿部さんは震災当時6歳で、幼稚園の年長だった。内陸部の自宅は被害がなかったが、押し流された家や車など、町の約4割をのみ込んだ津波の被害を目の当たりにしたという。
 阿部さんは「震災が忘れられないよう皆さんに興味を持ってもらいたい。被災地で見たり聞いたりしたことを家族や友人に話すなどし、伝承の力になってほしい」と呼び掛けた。
 昭和中の斎藤愛里さん(14)は「震災のことは詳しく知らなかった。地域のハザードマップを確認するなど防災について考えるきっかけにし、一日一日を大切にしたい」と話した。
 プロジェクトは手作り紙芝居を七ケ浜町内の幼稚園や小学校で上演するなど、震災の伝承活動に取り組んでいる。


2020年09月10日木曜日


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