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豪雨や地震をVRで体験 福島県が防災教育拡充へ運用開始

防災VRを体験する児童

 福島県は、仮想現実(VR)の技術を使って豪雨災害や地震災害を疑似体験する「防災VR」の運用を開始した。県庁北庁舎2階の危機管理センターで体験できるほか、県内の各小学校への出前講座で防災教育にも利用してもらう。
 約7分間の映像と音声による豪雨2編、地震1編のプログラムをスマートフォンで実行。VRゴーグルを装着し、土砂崩れで車が流されたり強い揺れで家具が倒れたりする現場にいる感覚を体験する。
 昨年秋の台風19号で県内の犠牲者が全国最多の31人になったことなどから、災害現場で取るべき正しい行動を学んでもらおうと導入を決めた。プログラムは2014年の広島豪雨や東日本大震災など、実際にあった災害を基に制作した。
 9日には県庁を訪れた福島県天栄村大里小の3、4年生11人が、新型コロナウイルス感染拡大防止のため紙製の使い捨てのゴーグルを使って体験。3年添田悠斗君(9)は「木が土砂に流されて倒れる音が大きくて怖かった。家族で避難手順を話し合う」と語った。
 防災VRの連絡先は県危機管理課024(521)8497。


2020年09月10日木曜日


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