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東北・7月の鉱工業生産半年ぶり上昇 自動車関連持ち直す

 東北経済産業局が10日まとめた東北の鉱工業生産動向(速報)によると、7月の鉱工業生産指数(季節調整値、2015年=100)は前月比4.6%上昇の87.3となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で低水準が続くものの、自動車関連が持ち直し、6カ月ぶりに上昇に転じた。
 基調判断は「低下傾向」から「生産は下げ止まり、一部に持ち直しの動きがみられる」に引き上げた。上方修正は1年2カ月ぶり。
 上昇は16業種中10業種。輸送機械工業は乗用車や自動車用エンジン、操縦装置部品が回復し、46.5%上昇の82.5。基調判断を「低下」から「持ち直している」に上方修正した。汎用(はんよう)・業務用機械工業は乗用車エアコン用圧縮機やカメラが寄与し、18.7%上昇の75.5だった。
 低下は6業種。ガソリン、酸化チタンなどが減った化学・石油製品工業は12.9%低下の82.3。半導体製造装置の需要が一服した生産用機械工業は5.8%低下の120.4だった。
 渡辺政嘉局長は「東北では完成車工場の生産調整が解消し、生産動向は底を打った。企業の今後の計画も上昇傾向で、当面持ち直しの動きが続くことを期待したい」と語った。
 東北の経済動向は、新型コロナの影響により「一部に持ち直しの動きがみられるものの、厳しい状況にある」との基調判断を据え置いた。


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2020年09月11日金曜日


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